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事故処理 事故について
長年保険の仕事に携わった中で、悲惨な事故や、まさかの結末等、特に印象に残っている過去に扱った事故の一部を紹介します。悪意を持った詐欺や、保険会社に不信を持たれた被害者等の実例も併せて紹介します。

当り屋「保険金詐欺」
保険会社間でも情報交換されている詐欺グループで、手口も様々です。一つ目は郊外の大型店の駐車場で、車庫入れバック時の死角に入り込んでぶつける手口で、不信な高級外車がグルグル駐車場内を獲物を探して回っています。この時は3人乗車で全員入院。当然、治療費や休業損害の請求もあり、被害者はノイローゼ状態に、しかも車両には古い傷が多数残っており、一連の行動を不信に思った保険会社が調査した所、同時に4件の事故を抱えている事が解かりました。当り屋と解かった時点には、別件で先に警察に逮捕され拘置所に留置、結局、専属の弁護士が何度か接見した後、詐欺行為を認めた為、保険金は支払われませんでした。

当り屋 2
2台1組によるチームプレイで夜間、国道や幹線道路で行われます。一台が後方よりパッシングやジグザグ運転で煽り後ろに気を取らせると、同時に前を走る仲間の車が急ブレーキを掛け追突させる手口で、やはり全員入院が普通です。保険会社側も当り屋リストを作り、代理店や修理工場やディーラーに注意を呼びかけてます。東京では一時、泉、なにわ、山口、ナンバー等、知る人ぞ知る当り屋として恐れられてました。
事故現場で強引に念書を書かされたり、治療費を請求されたり、脅されたりと被害者には恐怖そのものです。事故現場では口約束も含め示談は厳禁です。必ず保険会社を窓口に相談しましょう。グループでは一事故で一人当たり数百万円と言う法外な金額を請求し、年に2〜3回は繰り返している様です。まずは警察に事故発生を通報しましょう。

当り屋 3
雪道のスキー場に通じる道路で、主に慣れない都会のスキーヤーをターゲットにした手口で、当り屋2と同じく急ブレーキを掛け追突させます。しかも凍結路面で停止距離が伸びる事を当り屋は熟知しています。都会のドライバーのほとんどが雪道での車間距離が短い為、追突してしまいます。おそらく都心での当り屋稼業が難しくなった為、当り屋事故の少ない新たな場所に移ったとも思われます。又、地元警察にしてみれば、なれないドライバー同士による雪道の事故として普通に処理されます。詐欺グループはおそらくこの事も知っていての犯行と思います。当り屋は神出鬼没で思わぬ場所であなたをねらっています。どこで出会っても不思議では有りません。

自殺?事故?1
保険会社の社員の頃、奇妙な事故報告を受けた事があります。山道での転落落下事故でブレーキ痕や対向車との接触傷は車体に無く、運転者は死亡、当初、現場の状況から自殺の可能性が高いとの事でした。しかし被害者の右腕だけがどうしても見つかりません。転落時の衝撃で切断された後、野犬に持っていかれた可能性も有り、何とも不可解な事故でした。後日、事故調査会社より右腕が見つかったとの連絡があります。発見場所は事故現場より数百メートル手前の側溝です。後の警察の検証で思わぬ事実が判明します。
被害者は右手を車外に出し走行中に対向車「トラック等の大型車」と腕が接触切断し、パニック状態もしくは気を失った為、車両をコントロール出来ず、そのまま走行し転落に至ったとの事です。同じく子供がワンボックス車のサンルーフより顔を出している所、鉄道のガード下と接触し、首を飛ばされた悲惨な死亡事故もあります。シートベルトも大切ですが、走行中に車外に体を出さない事は、最も重要な基本であり、たとえ肘の一部を出すことでも自殺行為と同じなのです。

自殺?事故?2
車両の落下事故が多発していた橋が有ります。地元ではオバケ橋と名が付く有名な場所です。自殺の名所とか、目の錯覚で道を間違えるとか、呪縛霊に引き込まれる等など噂の絶えない場所です(個人的には凍結路面によるスリップが原因の大半であると思われる)。事故報告によるとノーブレーキで河川敷に落下し車は大破、川まで10メートル手前の距離に落下、しかし運転者が発見されたのは数キロ下流の河川でした。警察では事件と事故両面で捜査、考えられるケースは二つ、自殺を図ったが死に切れず川に身投げした。もう一つは何らかの事件に巻き込まれ殺された。しかしどちらにも結論がでず迷宮入りに。こういった場合、保険会社では保険金支払い「自損事故、搭乗者傷害」に際し、遺族と話し合い金額的な折り合いをつけますが、ケースバイケースで決めている様です。現在は行政により、橋の両端に蛍光灯を全面約300メートルに渡り設置した事故防止対策を行い事故も激減ました様です。

自殺?事故?3
老人の事故。これは事故に関わる警察、保険会社、マスコミでも事故に見せかけた「自殺の疑いが強い事故」と判っていても口に出して言えない暗黙の了解があります。
背景にはその人の家族状況や人間模様に社会情勢が見えます。持病で治療費や看病の負担を家族に強いた結果、何も財産を残せず、どうせ死ぬなら車にぶつかって死のう。そうすれば保険金が家族に入り、少しは家族の生活が楽になる。そう考えて実行するのです。事故前から家族には事故で死ぬと言い残す人も居る様ですし、家族より事故で死んで欲しいと言われる等様々です。又、現場の状況からも自殺行為に匹敵する、常識では考えられない行動で事故死する場合も有ります。
信号無視、車道を逆走、高速道路に侵入、横断歩道の無い国道を横断、走行中のトラックに向かって突っ込む、など様々です。「認知症患者除く」
老人の事故急増が社会問題にもなっていますが、高齢者事故の原因の一つには生活苦からの自殺も数えられます。しかしこの事を警察、保険会社、マスコミが公にしたら今の時代、世論から強烈なバッシングを受けるは必定で、新たな社会問題となり、この報道をきっかけに高齢者の事故死「類似犯」が急増する可能性も有り、口が裂けても言えないのが実情です。
しかも、事故の統計データーからは明らかに自殺とおもわれる数字もふくまれており、時代背景、景気指数に合致しています。これは昔から不景気になると自殺者が増え、好景気になると結婚式が増えると言われてますが、同様に昨今の高齢者の事故の急増も全体で見ると高齢化社会、年金問題、振り込め詐欺、一人暮らし、孤独死等の高齢者を取り巻く環境の悪化によります。
高齢者の万引きスクープのテレビを最近よく目にしますが、昨今の生活苦が背景に有り今後更に増える事でしょう。この様な背景による事故「自殺」はドライバーの安全運転だけでは防ぎきれません。死ぬ為に正面より突っ込んでくる人をどうやって回避すれば良いのでしょうか。この事故は社会全体がよくならない限り減りません。
しかし、自殺志願者に巻き込まれた運転者は最悪です。死亡事故となれば刑務所に服役し職を失い、家族はバラバラになり社会的制裁を受けなければならないのです。しかも自殺志願者とも知らず毎日、刑務所で懺悔と後悔の日々を強いられるのです。

飲酒事故?未払い保険金
会社への通勤途中に踏み切りで転倒し、そのまま出勤し退社後に病院へ行きました。診断結果はかなりの重症でそれから100日の通院で完治、後日保険会社に保険金「搭乗者 自損事故他」を運転者が請求、当初保険会社は2万円の保険金を提示、あまりの金額の低さの理由を聞くと、飲酒の疑いがあるとの事で、詳細は早朝四時の事故である事。警察の届出が無い事。目撃者がいないとの事で、裏を返すと飲酒で無いことを、運転者が証明しなければ正等な保険金が支払われない状況です。
この手法は未払い金問題が発覚する以前の、飲酒運転が社会問題になった頃に、支払い保険金の圧縮「違法」として、多数の保険会社でこのようなケースの場合「夜間 単独 警察の届出無し 目撃者無し」に使われてました。「以後、金融庁の指導で減る。」
仕方なく出勤表「タイムカード」と現場近くの商店のおばあさん「目撃し救急車を手配しようとした」に目撃者証人になって頂き、15年のSDゴールドカード「優良運転者」を揃え提出した。後日、全額63万円を支払わせて頂きますとの連絡が有ります。この様に保険会社に不信を持たれた場合、違法とも言うべき金額を提示していた過去もありました。今でも保険会社として飲酒等の違法な事故に対しては厳しく対応していますが、当時はその線の引き方が問題で、泣き寝入りした被害者も多かった様です。又、金融庁の指導後に実は2年前の事故で未払い保険金がありまして改めてお話しがしたのです。などと言い出し、保険金が改めて支払う失態が現在でも多発してます。

息子死亡と父親退職
事故の及ぼす悲惨な事例ですが、以前、大学生の息子が原付の無灯火の二人乗りで大学前の国道を横断しトラックと衝突し二人とも死亡。相手トラック車両はA保険会社に加入、後日、損害賠償の話になった時、なんと父親の勤務会社がA保険会社だったのです。つまり自分の息子の損害賠償の相手が自分の勤務先だったのです。立場上やもなく退職し損害賠償をめぐり自分の会社と争う事に。息子を失った上に父親の職を失った母親はショックで病院へ。事故は一瞬にして家族を悲劇のどん底に落としたのです。結果は当初より圧倒的に原付が悪いのは判ってましたが、その通りの結果でした。被害者、被害者家族を救済する保険なのですが、父親の失業と言う最悪の結果を作ってしまったのです。結果だけ見ると民間の企業のシステムとしては完全に欠陥が生じているのです。これが民間でなく国家なら父親の失業は救われたと思いますし、収入が絶たれ一家が路頭に迷うこともなかったでしょう。この事は民間の保険会社に勤務する社員全員に同様のリスクが有るのです。

入魂料?
よく事故の起こる墓地があり、その真ん中を車道が一本走ってます。過去に何度も、この車道のカーブで車が側壁に衝突し突き破り、何個も墓石を壊す事故がありました。墓石本体は数十万円程ですが、お寺からの請求書には、お清め供養料の他、壊れたお墓から魂を抜く脱魂料?。新しいお墓に魂を入れる入魂料?。などなどが入り凄い金額に驚きます。しかしそれ以上に驚いたのが、保険会社が文句一つ言わずに全額を支払ったのです。対人保険では自覚症状だけで払わないとか、ウダウダいい初めるのが普通なのですが、対物の入魂料には文句一つ言わなかったのには非常な驚きでした。やはり仏様のバチが当るのが怖いのか、お坊さんの説教が怖いのか、と考えたりもしますが、それにしても凄い金額でした。お墓は高くつくのですね。

未払い保険金問題
単独事故の場合、通常の任意保険では、搭乗者傷害と自損事故が支払われます。しかし実際には搭乗者傷害だけ支払い、自損事故は支払わないケースが非常に多発してました。本来、保険会社は事故報告時に支払い対象となる保険を被害者に正確に伝えなければなりません。しかし、それを怠りあえて隠していたのです。これは保険業法違反で完全な犯罪なのです。私の扱ったケースでは、この事を支払い担当者に問い正すと、苦し紛れに翌年の保険料が上がるので、気を利かせた様な言い訳をします。これはあなたの会社が勝ってに決めて良いことですか?と続けて聞くと黙ってしまうのです。サービスセンターの責任者がこの回答をするのです。結果、組織ぐるみの犯罪といわれても仕方有りません。この様なクレームが監督機関の金融庁に多数入った結果、ニュースで報道される業務停止命令になっているのです。
バブルが弾け業績が悪化していた頃は酷く、その搭乗者保険でさえ接骨院に通院の場合は病院の半分の額しか出さない。もしくは最初の一月しか認めないなど、著しい支払い保険金の圧縮が行われており、被害者を苦しめていたのです。ここまで来ると何の為の保険?と、保険会社の存在意義すら問われてしまいます。保険会社には、もっと被害者の側に立った救済の方法を、真剣に考えて頂たいのです。

人身事故?1
直接の接触が無くても、相手が怪我を負い損害賠償を請求される場合も有ります。バイクで走行中、前方をヨロヨロ歩くお婆さんを発見、お婆さんもバイクの接近に気づき振り返ります。と同時に足元のバランスが崩れ、バイクの通過と同時にお婆さんが転びます。ミラー越しに気づいたライダーが親切に助け救急車を呼びます。回りの通行人も事故と思い110番通報。病院の診察では、お婆さんは手首を骨折し足を打撲し頭も打っていたので、そのまま検査入院。しかしこの後が悲惨です。
警察の検証ではバイクの接近に驚いた事により、被害者が転倒した人身事故扱いになります。この時点で被害者に対しての損害賠償義務が生じます。退院後、不幸な事に怪我の大事を取って家で寝ていた被害者は高齢でもありますが、足腰が衰えベットから立つ事が出来なくなり、そのまま寝たきりの生活になってしまったのです。
怪我の治療費の他、慰謝料、後遺障害、自宅の介護改装費用、等など莫大な費用の請求されたのです。又、寝たきりの重大事故になるので、免許停止処分、しかも書類送検に起訴と悪夢が続いたのです。
ヨロヨロの高齢者を一人で歩かせる、家族にも問題がありますし、ただ単に転んだだけにも思えます。しかし、日本では歩行者は絶対的に保護されているのです。たとえ赤信号を無しした歩行者であっても、車に過失が発生するのです。
高齢者の場合、治療費が高く付き、しかも長期に及ぶ事がよく有ります。ヨロヨロ歩きの高齢者には要注意で十分な距離を確保して下さい。

人身事故?2
1と同様の事故なのですが、私の知っている中では最悪のパターンです。自動車で商店街を通過中、やはりお婆さんが車に気が付き、道を開けてくれます。少し進んだ所で混雑しているので停止します。するとさっきのお婆さんが停止中の車の左後部にコッとぶつかり、そのまましゃがみこんでしまいます。車からおり大丈夫ですか、と声を掛けると「大丈夫、少し休むから」と返事が返ってきます。安心してそのまま車を走らせます。しかしその後が大変で、その場から立てなくなったお婆さんは救急車を呼んでもらい病院へ、しかも自動車との事故の通報も有り警察も到着。そして、病院に到着した時にはお婆さんは既に死亡していたのです。死因は脳出血です。通行人目撃者の証言から、警察は死亡ひき逃げ事故として捜査、直ぐに、ひき逃げの現行犯で逮捕され身柄拘束、まさに悪夢のはじまりで、そのまま刑務所送りの懲役刑に、当然職は解雇と悪夢は続いたのです。お婆さんが事故前から脳出血を起こしていて、現場で寿命が尽きた様にも見えますが、そんな言い訳は法律には通用しないのです。法律では車と接触転倒し、現場より逃走した死亡事故。として扱われてしまうのです。法律の解釈の恐ろしさを目の当たりにした筆者は、この件からしばらく商店街の高齢者には、当り屋以上のビビリ感を持って注意してました。と言うより恐ろしくて商店街の他、高齢者の多い住宅街を通れなくなりました。

道義的責任
不幸にして相手を傷つける加害事故を起こしてしまった場合、刑事、行政、民事、の三つの法律上の責任を問われる事はご存知の通りですが、長年保険の仕事に携わって良く解かるのですが、一番大切な責任は実は道義的責任なのです。これは法律に関係の無い部分で、人としての心、申訳けないと言う気持ちが相手の被害者「遺族」に伝わるか否かの問題で、その後の示談交渉や刑事罰の量刑の重さ等に非常に大きく影響するのです。逆にいえば加害者の人間性が問われているのです。日本の場合は、被害者から特に道義的責任を問われます。事故後に病院へ出向き被害者を見舞う等は被害者からすれば、当然の常識としてます。他人に迷惑をかけるな、他人を思いやる心、等など日本人の長所と言えるでしょう。
しかし、これが出来ないと話はすんなりと行きません。「被害者が怒って話しが出来ない。どうしたらよいでしょうか」など相談を受けますが、多くの場合、電話も見舞いもしてないなど加害者の事故後の対応に問題有りです。欧米の様に直に賠償金、出せなければ訴訟、の社会とは違います。日本は、むしろ事故後の対応「道義的責任」に重点があり、損害賠償等はその次の問題なのです。被害者の気持ち「事故を起こしたのに謝りもしないとはとんでもねぇ。そんな野郎とは示談しない。厳罰を与えて貰う」が理解出来ないと悪い方向にこじれ、場合によっては、行く所「法廷」まで行く最悪パターンになり、時間的ロスや法定への出頭命令等など精神的ダメージも含め、様々な悪影響が次つぎに発生します。この様に、保険会社に任せれば安心と安易に考え、事故後の見舞いを疎かにして、被害者を怒らせてしまうケースが非常に多いのです。まずは自分が被害者に対して、この度はご迷惑を掛け大変申し訳ありません。と言う気持ちを伝えて下さい。これが。円満な示談の基本中の基本なのです。
又、加害者が道義的責任を果たした場合、この様なトラブルも少なく、被害者とスムーズに示談が出来、結果として加害者の利益にもなるのです。加害事故で最初に発生するのが、一番大切な道義的責任なのです。対象的にひき逃げ犯の場合、この時点で道義的責任の欠落した人間として、被害者、社会、世論、から判断され厳罰を求められるのです。道義的責任とは、人としての心、良心を持った責任の取り方と理解出来ます。


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