異音 「エンジン」 |
正常でも複数の音が複雑に絡み合ってます。タペット打音 ベアリングの回転音 カムチェーン音 燃料の爆発音 ファンの回転音 水オイルの流れる音、等々様々な音の集合体です。文字では表現しにくいですが、その中でもダメージのある異音を副産物と共に分析します。 |
ゴーーグツグツ |
この音はオーバーヒートした時に聞こえる冷却系のトラブルで水の沸騰した音でクーラントの甘い臭いとファンが回転し水温計が振り切っているのが特徴で、気付くのに遅れるとリザーバータンク付近より水を噴出し、最悪デイトネーション焼きつきます。 |
シャーー |
この音がエンジン回転音と比例し大きくなる場合、クランクベアリングが損傷し初めた音でオイルの劣化、焦げ付きもみられます。放っておくとゴンゴン音クランクを叩く音に変わり、被害が拡大しクランク交換となり費用がかさみます。 |
カチャカチャ |
この音はカムチェーンテンショナーのトラブル緩みによるものが多く、初期の場合、別段他の症状も見られません、交換又は調整で消えますが、放っておくと大きくなりカムチェーン伸び磨耗し、最悪破断します。 |
カチカチ |
タペットのクリアランス音で、真冬での始動直後によく出ていますが、ほとんど直ぐに消え正常に戻りますが、オイル劣化やエンジン酷使によるものは消えません。タペット調整等、オーバーホールが必要の場合も有ります。 |
ガラガラ |
だれが聞いても凄い異音でエンジンの中も凄い事になってます。プラグを見て金属粉の付着や溶解がある場合、焼きつきと判断できます。全開時にガタンとくる場合まずこの症状がでるか、再始動不能かどちらかに分れます。 |
ゴツゴツ |
距離を乗ったGPZ等で始動時アイドリングで特に大きく聞こえます。半分ノッキング半分クランクから来ている様ですが
そのまま乗っても問題ない場合も多いてす。マフラー出口にオイルのニジミが見られる場合、白煙等が見られる場合は要注意で一度開けて見たほうが良いでしょう。 |
キィーーー |
と言う気が狂いそうになる嫌な音でスクーターの場合、駆動系のトラブルガ多くプーリー等のナットが外れ緩みエンジンカバー等を内部から削っている音でとても正気で居られなくなります。駆動系の修理が必要です。 |